1.FXは為替レートの差益で儲ける

FX投資の第一義的な儲け方です。

買った時点と売った時点での為替レートの差額を利益とする儲け方 です。レバレッジ効かせないと利益はほんの僅かなので、何度も取 引して相場になれることにより、レバレッジを上げて取引できるよ うになります。同時に、ロスカットの技術もマスターしていけば、 大きなレバレッジをかけて、絶えずロスカットを意識した安全に儲 ける手法を身につけることができます。

例えば1ドル=100円の時に1万ドルを買い、為替レートが1ドル= 110円になった時点で売れば、1万ドル×10円=10万円の為替差益が 発生することになります。

また、FXの場合、売りから入る取引も可能で、外貨貯金にはできな い芸当です。例えば「1ドル=120円の時に1万ドルを売り、1ドル= 110円になった時に買う」という取引でも、同様に、1万ドル×10円 =10万円の為替差益が発生します。ちなみに、買いから入る取引を ロング、売りから入る取引をショートと呼びます。

ただし、売りから入る取引の場合、後述するスワップ金利を毎日支 払うことになるので、長期間の保有していると、損失が大きくなり ます。したがって、デイトレードや短期間の売買向けと言えます。

2.FXはスワップ金利で儲ける

FX投資の2番目の儲け方です。

スワップ金利とは、2つの通貨間の金利差による利息のことで、低 金利通貨で高金利通貨を買うとスワップ金利による利益を得ること ができます。日本円は世界でも最も低金利な通貨のため、日本円で 他の通貨を買う場合、ほとんどの場合スワップ金利を得ることがで きます。

オーストラリアドル(AUD)やニュージーランドドル(NZD)が好ま れるのは、金利が非常に高いため、スワップ金利によって利益を得 やすい通貨だからです。また、スワップ金利にもレバレッジが効き ますので、手持ち資金の何倍もの金額に対する金利を期待できるわ けです。

スワップ金利は毎日発生します。そのため、短期のFX取引でも、レ バレッジを効かせて大きな取引行えば、かなりの金額になる場合が あります。

例えば、米ドルを1万ドル分、日本円で買った場合、1日約150円 程度のスワップ金利による利息が発生します。毎日約150円ですか ら、1ヶ月間保有すれば、利息だけで約4~5千円。これを10万 ドル保有した場合であれば、約4~5万円となるわけです。

しかし、売りから入る取引では、逆の仕組みがはたらいて、金利差 による利息が逆に毎日損益として発生しますので注意が必要です。

また、一般的にはスワップ金利による利益よりも、為替レートの変 動による利益や損失の方が大きいため、スワップ金利狙いとはいっ ても、為替レートの変動を無視するわけにはいかないのが実情で す。

FX投資には必ずリスクが伴う

最後に、FX投資のリスクに関してまとめておきます。 FXは魅力的で有望な商品ではありますが、投資ですから、必ずリスクが伴います。そのリスクを完璧にコントロールさえすれば、投資は怖くはありません。

よく、投資が消極的に説明されるのは、リスクをいかに回避するかの勉強不足が主な原因です。しっかりと学んで、リスク回避の方法を確実に実行に移せば、投資も安全なものとして見ることができるようになります。

FX投資にまつわるリスクは、次のようなものがあります。
投資資金額 が小さいときは、さほど気にすることではありませんが、1000万円を 超えて投資するようになると、リスクを十分念頭においた投資スタイルをどうしても身につける必要に迫られてきます。

急激なレートの変動によるリスク

FXでは、急激な為替の変動によって、差益を得られる可能性もあり ますが、逆に大きな損失を受ける可能性もあります。

急激な為替レートの変動要因は、貿易収支、景気、戦争や災害、要 人の発言など様々なものがあります。これらの要因の中で、予測し にくいものについては注意が必要で、一瞬にして為替レートが動く ので、その点がFX為替投資のリスクと言えます。

レバレッジによるリスク

FXの場合、また、小さな資金でレバレッジを効かせて取引するのが 普通なので、それほど大きな変動でなくても、損失が大きくなると いうレバレッジ・リスクもあります。何十倍もの高いレバレッジを かけた取引では、預けた保証金が一気に0円になることもあり得ま す。

こうしたFX取引に伴うリスクを考慮して、投資家保護のため、ほと んどのFX業者が一定額以上の損失となった場合にシステムで自動的 に損切りする仕組み(ロスカット)を採用しています。

また、損切りする値段を自分で指定できる「損切り注文」「逆指値」 注文など、多様な注文方法を用意することで、リスクコントロール しやすいシステムを整えています。

FX業者の倒産によるリスク

FX業者自身が倒産するリスクがあります。現在まで、筆者はそのよ うな倒産の話を聞いたことはあ

りませんが、もしそうなれば、投資 したお金は戻ってきません。
FXでは、まず最初に証拠金をFX取引業者に預けます。これは、あな たの大切な資金の管理を取引業者に任せることを意味します。そこ で、もしも、そのFX取引業者が経営破綻により倒産してしまったら 大変なことになります。

そこで、最近では、FX業者の中には、顧客の財産を信託保全し、信 託銀行に預ける業者が続出してきています。そういう業者であれ ば、仮に、業者が倒産してしまったとしても、顧客の証拠金は保全 されて無事に手元に返ってきます。ですから、「信託保全」を明記 している取引業者ならまず安心といえます。

筆者はFX業者の倒産の話をこれまで聞いたことが無いとは言って も、信託保全されているかどうかは、FX業者を選択する場合に考慮 する項目の一つと言えるかも知れません。

電子取引によるリスク

FXの電子取引は、インタ-ネットを介して売買を行いますので、イ ンタ-ネット障害や通信機器の故障、自分の家が停電などに見舞わ れた時など、自分のパソコンから売買したくてもどうにもならない リスクがあります。

また、地震などでサーバー機能が停止した場合、売買したくても取 引できなくなる可能性があります。FX業者は、そのような状態に なっても対応できるよう、サーバーシステムの安全性・信頼性に 様々な対応を取っていますが、実際にどの程度有効であるかは、わ かりません。

考えるときりがありませんが、投資金額が大きくなると、そのよう な不慮の事態を想定した対応がだんだん必要になってきます。