為替介入

為替介入とは、為替相場の秩序を取り戻すために、政府が為替への 関与を行うことです。急激に、為替が変動したときに、その反対売 買を行って歯止めをかける行いです。

なぜ、政府は為替介入を行うのでしょうか。それは、為替レートが 急激に変動すると、ものの輸出入、お金の運用や調達などに支障が 出て、健全な経済活動を阻害してしまうからです。

為替介入には、いくつかのやり方があります。

日本の財務省による単独介入で、公言して行うもの。
同じく、日本の財務省による介入で、黙っておこうもの。覆面 介入と呼ばれ、いつどこで介入するかわからないという不安感を与 えるので、介入効果が高いと言われています。

日本の財務省が、外国の中央銀行にお願いして行う委託介入。 これは、単なる代理介入なのですが、みんなでやれば効果が高いだ ろうと考えられています。

最後は、協調介入で、世界の中央銀行が同じ意志を伴って、資 金投入して行うので、最も効果の高い方法です。

最近では為替介入は少なくなりましたが、FX投資において は、為替介入が実施されると、直接損益につながるので、ニュース などを注意して見守る必要があります。

G8と為替

G8というと、先進8カ国財務会議であるから、そこで議論された結 果の効力はものすごいものがあると思うのは当然です。実際、過去 においては、G8で協調介入を決め、為替を大きく動かして世界の為 替を安定させた実績もあります。

しかし、最近のG8はそこまでの影響力を失っており、為替を動かす それほど大きな要因ではなくなってきています。理由はひじょうに 単純で、米国のブッシュ政権が独自路線をとるようになり、必ずし もG8に協調しなくなってきたことがあげられます。はやり、世界最 大の経済力を持つ米国の協力がないと、G8での決定も為替市場から は重要視されないのが実情なのです。

もし、米国の政権が、介入嫌いの共和党から、介入に抵抗のない民 主党に移るとすれば、以前のようにG8の力が重要視されるようにな るかもしれません。

そうは言っても、もし、G8で協調介入が決まった折には、FX 投資家にとっては一大事なので、情報集めを一気に行い、先手先手 の対策、リスク回避策を打つことが重要となります。